63年ぶりに誕生石が改定!宝石が10種類 加わりました


2月クリソベリルキャッツアイ
3月ブラッドストーン、アイオライト
4月モルガナイト
6月アレキサンドライト
7月スフェーン
8月スピネル
9月クンツァイト
12月タンザナイト、ジルコン

日本の誕生石は、1958年にアメリカの宝石商組合が定めた誕生石をもとに制定されたもの。
様々な誕生石リストや誕生石が混在していました。

今回 新しくなった誕生石は、全国宝石卸商協同組合、日本ジュエリー協会、山梨県水晶宝飾協同組合の3つの団体が協議をすすめたもの。
「統一された日本の誕生石」として、全国宝石卸商協同組合が1年半をかけ、日本独自の文化や歴史的背景を加味して改訂されました。

昨今、誕⽣⽯リストが混在していて、消費者(お客様)が混乱してしまう傾向にありました。
そのため、業界として誕⽣⽯を統⼀していく必要がある、また、新たに誕生石を設けることで、お客様の選択肢の幅を広げ、宝⽯への関⼼を⾼めていただきたいという願いも込められています。

今回新しく誕生石として加わったのは10種類。
たくさんの石が、各月の誕生石に加わりました。

「ダイヤモンド」だけだった4月には、日本ならでは桜にちなんで淡い桜色の「モルガナイト」
「モルガナイト」の名前の由来であるJ.P.モルガンさんの誕生月でもあります。

「ルビー」だけだった7月は、日本の夏の森のような色合いをイメージした「スフェーン」の緑の宝石を楽しめるようになりました。
「スフェーン」も、この石を初めて認識した人の誕生月が7月だということで選ばれています。

「サファイア」だけだった9月には、「クンツァイト」が追加。
1912年に誕生石のもとを作った人、ジョージフレデリッククンツ氏が生まれた月であることから選ばれました。

12月に追加された「タンザナイト」「ジルコン」は、もともとアメリカの誕生石でしたが、正式に日本の誕生石としても追加されました。
「タンザナイト」は、タンザニアの独立記念日が12月ということで選ばれているのではと思われます。


誕生石は、身に着けることで「石の力が災いから身を守ってくれる」「幸運を呼び寄せる」などの言い伝えがあります。

身に着けると「幸せになれる」誕生石。
選択肢の幅が広がったことで、より選びやすく、より身に着けやすくなりました。

パワーストーンとして、ぜひ自分にぴったりの誕生石を見つけてみてください。


新・誕生石一覧(従来の誕生石と新たに加わった誕生石)


1月ガーネット
2月アメシスト、クリソベリルキャッツアイ
3月アクアマリン、サンゴ、ブラッドストーン、アイオライト
4月ダイヤモンド、モルガナイト
5月エメラルド、ヒスイ
6月真珠、ムーンストーン、アレキサンドライト
7月ルビー、スフェーン
8月ペリドット、サードオニックス、スピネル
9月サファイア、クンツァイト
10月オパール、トルマリン
11月トパーズ、シトリン
12月ターコイズ、ラピスラズリ、タンザナイト、ジルコン

グリーン文字が新たに加わった誕生石